政府提出の派遣法改正案に決定的に足りないもの

http://mainichi.jp/life/job/news/20081124ddm013100006000c.html

(前略) 13日に労組などが東京都内で開いた派遣法の抜本改正を求める集会では、通信業務で長期契約をした女性の派遣労働者が「業務に流動性を持たせたい」などを理由に短期で仕事を切られた例を報告。「納得できる説明もない雇い止めは人をばかにしている。許せない」と訴えた。ネジの倉庫で13年間派遣で働いた男性は「正社員になれるかと思い、派遣期間を超えた違法な状態でも働いた。だが、職場の環境改善を訴えたらすぐ雇い止めにされた」と話した。自動車など製造派遣では1万人を超える派遣労働者期間工が期間終了や期間途中で雇い止めになっている実態も報告された。(後略)

 政府案に足りないのは「派遣切り」への規制と正社員化の推進。現在進行形で派遣労働者の解雇が横行している以上、即効的な対策が必要。