労働力調査2009年平均の概要

http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/index.htm

○ 非正規の職員・従業員は平成15年以降で初めて減少。派遣社員は前年に比べ32万人減少
○ 「勤め先や事業の都合」による短時間就業(週35時間未満)者は286万人と,前年に比べ80万人増加。また,「勤め先や事業の都合」による休業者は32万人と,前年に比べ10万人増加(増加幅は共に過去最大)
○ 失業期間「3か月以上」の完全失業者は214万人と,前年に比べ48万人増加(増加幅は過去最大)
○ 15〜24歳で最終学歴が「高卒等」の完全失業率は14.2%(過去最高)
○ 前職が正規の職員・従業員の完全失業者は,前年に比べ22万人増加(増加幅は過去最大)
○ 非労働力人口のうち「今の景気や季節では仕事がありそうにない」ため求職活動をしなかった就業希望者は26万人と,前年に比べ15万人増加

 非正規労働者の失業、特に「派遣切り」が深刻であること、失業率の上昇幅が調査開始以来では最悪であること、正規労働者にも失業が及んでいること、休業者・無業者も増大していることなどが如実にわかる。